坂野耿一画集※このページは「坂野耿一画集」(限定500部)を元にして作成しました。

表紙(筆跡:坂野耿一)
「坂野耿一画集」刊行のことば
ゴヤ、ミレー、須田国太郎に私淑し、日本の文化遺産を吸収し、労働と平和を愛
し、独自の画境をうち建てた坂野耿一さんが逝って早や4年の年を迎えました。
私ども、坂野さんとともに絵を描きともに談じ、ともに作品を陳べてきたものた
ちは、故人の知己、遺族ともに相寄って、ここに「坂野耿一画集」を編みました。
生前酬われることの少なかったかれの画業は、しかし今後の日本美術の発展にかな
らずや寄与すると思うからであります。
みなさん、わが国、現代の生んだひとりの画家が、日本を革新する活動に力を惜
しまない中で、さまざまに花咲かせた形象、人物に風景に花に、身辺の器物に什器
に、そして壮大な寓意や風刺や訴えに、謙虚なしぶさに色どられた画面をお味わい
ください。
1980年1月坂野耿一画集刊行実行委員会
編集・発行=坂野耿一画集刊行実行委員会
代表者=坂野よしゑ・名古屋市名東区猪高町大字猪子右字赤松37市営猪子石荘8−104
伊藤彰朗、加古松雄、酒井弘一、鈴木啓之、高木妃賀、辻増雄、富田弘一
はらたはじむ、坂野心一朗、山下弘喜、山田三郎
事務局=富田弘一・名古屋市港区当知町3の35
印刷・デザイン=いとうこぴい・名古屋市北区元志賀町2の25
発行日=1980年1月

人形
1974 46×53.5 油彩 【掲載No.01】

落書き
1974 16×23 油彩 【掲載No.02】

収穫
1940〜45 65×91 油彩 【掲載No.03】

灰色の風景 冬の朝
1964 23×22 油彩 【掲載No.04】

夏の花
1967 92.5×60.5 油彩 【掲載No.05】

赤い旗
1960頃 91×117 油彩 【掲載No.06】

ポスターの前にて
1968頃 65×50 油彩 【掲載No.07】

ノーモアU
1963 92×183 油彩 【掲載No.08】

家族
1959頃 90×72 油彩 【掲載No.09】

ノーモアT
1963 91.5×162 油彩 【掲載No.10】

中世 架を運ぶ人々
1963 92×162 油彩 【掲載No.11】

歯には歯
1957頃 37×28 ペン、墨 【掲載No.12】

生きる
1957頃 36.5×25 コンテ、墨 【掲載No.13】

1960年
1960 37.7×56 木炭、コンテ 【掲載No.14】

争いV
1957〜60 30.5×22 ガッシュ 【掲載No.15】

出た
1955 22×26.4 ガッシュ 【掲載No.16】

不情(カマキリとカラス)
1955 17×26 ガッシュ 【掲載No.17】

叢遍居士
1967 24×14 油彩 【掲載No.18】

友
1954頃 35×24.3 コンテ、墨 【掲載No.19】

映った顔
1957頃 16×23 ガッシュ 【掲載No.20】

重い足
1963 50×61 油彩 【掲載No.21】

小山羊をだく盲人
1961 23×15.5 油彩 【掲載No.22】

はだし
1961頃 90.5×60 油彩 【掲載No.23】

自画像
1966 27.5×22 油彩 【掲載No.24】

五月の日
1963 45×91 油彩 【掲載No.25】

灰色の風景 架線
1963 22.2×27.7 油彩 【掲載No.26】

風船
1961 65×80 油彩 【掲載No.27】

知多の丘 農婦
1965 27.5×22 油彩 【掲載No.28】

灰色の風景 夜の保線工事
1966 45.5×80 油彩 【掲載No.29】

徳利
1972〜74 40.9×31.8 油彩 【掲載No.30】

アトリエの静物T
1965 45.5×33.5 油彩 【掲載No.31】

目刺し
1965 10×23 油彩 【掲載No.32】

帰る人のいる風景
1962頃 24.2×33.5 油彩 【掲載No.33】

灰色の風景 たそがれる
1966 22×27.5 油彩 【掲載No.34】

灰色の風景 窓
1964 13.5×18 油彩 【掲載No.35】

灰色の風景 冬の工場地帯
1965 61.3×92.5 油彩 【掲載No.36】

灰色の風景 トロッコ
1965 45×76.5 油彩 【掲載No.37】

寓話 プロメテウス
1969 90.9×116.7 油彩 【掲載No.38】

大地
1969 60.3×71.8 油彩 【掲載No.39】

紙に包むバラ
1968頃 60.5×91 油彩 【掲載No.40】

母子(ノーモア)
1964頃 テラコッタ 【掲載No.41】